要点
SNSで情報発信しているけれど、なかなかフォロワーが増えない。ホームページを作ったけれど、誰も来てくれない。そんな悩みを解決する鍵は「SNS広告」です。まずFacebook/Instagram広告でフォロワーを育て、次にそのフォロワーをサイトに誘導する。この2段階戦略で、Googleもあなたのサイトのターゲットを理解し、検索順位が上がります。
こんな悩み、ありませんか?
「毎日SNSに投稿しているのに、フォロワーが全然増えない…」
「ホームページを作ったけど、アクセス数が一桁台。誰も見てくれない…」
「SNSからサイトに誘導したいけど、そもそもSNSに人がいない…」
もしかしたら、あなたも同じような悩みを抱えているのではないでしょうか。実は私も、以前は全く同じ状況でした。
真面目にコツコツと投稿を続けても、反応はほとんどゼロ。家族や友人以外、誰も見てくれない。そんな日々が続くと、「やっぱり自分には無理なのかな」と心が折れそうになります。
でも、諦めないでください。実は、この状況を打開する具体的な方法があるのです。
SNS集客の「絵に描いた餅」問題
WEBマーケティングの本やセミナーでは、よくこう言われます。
「SNSを集客ツールにして、ホームページに誘導しましょう」
確かに、これは正しい戦略です。SNSで興味を持ってもらい、サイトで詳しい情報を提供し、最終的にお客様になってもらう。理にかなった流れですよね。
でも、ここには大きな前提があります。
「SNSにフォロワーがいること」
この前提が崩れていたら、どんなに素晴らしい戦略も「絵に描いた餅」に過ぎません。フォロワーが10人しかいないSNSから、どうやってサイトに人を送り込むのでしょうか?
多くの人は、ここで躓いています。
私が実際に成功させた方法
少し、私自身の経験をお話しさせてください。
数年前、私は日本を紹介する多言語サイトを運営していました。ターゲットは、シンガポール、マレーシア、フィリピン、タイ、オーストラリアなど、日本に関心のあるアジア・オセアニアの人々です。
日本の四季や文化、観光地、グルメなどを、英語や中国語で紹介するサイトでした。
最初は、本当に誰も来てくれませんでした。
「良い記事を書けば、いつか見つけてもらえる」と信じて、毎週記事を更新していました。でも、Google検索でも全く表示されません。当然です。Googleは、新しいサイトがどんな内容で、誰に見せるべきかを、まだ理解していないのですから。
そこで、私はある戦略を実行しました。
それが、「Facebook/Instagram広告で育ててサイト拡大につなげる2段階戦略」です。
結果はどうだったか。
1年足らずで、Facebookのフォロワーは1万人を超えました。サイトのアクセス数も、東南アジアを中心に大きく伸び、Google検索でも上位に表示されるようになったのです。フォロワーは今では3万人近くになっています。
この記事では、私が実践したこの戦略を、WEBが専門でない方にもわかるように、丁寧にご説明します。
なぜ「SNS→サイト」の導線が機能しないのか
まず、多くの人が陥る失敗パターンを見てみましょう。もしかしたら、あなたも当てはまるかもしれません。
よくある失敗パターン
パターン①:SNSもサイトも同時スタート
「ホームページを作ったから、SNSでも宣伝しよう!」
こう考えて、サイトとSNSを同時に始める方は多いです。でも、これは両方に労力を分散させてしまい、どちらも中途半端になりがちです。
サイトには誰も来ない、SNSにもフォロワーがいない。相乗効果どころか、共倒れになってしまうのです。
パターン②:「自然な成長」を待ち続ける
「毎日投稿していれば、いつかフォロワーが増えるはず」
確かに、長い時間をかければ、少しずつフォロワーは増えるかもしれません。でも、最初の段階では、あなたの投稿を見ている人はほとんどいません。
SNSのアルゴリズム(投稿を誰に見せるかを決める仕組み)は、「人気のない投稿」をあまり広げてくれません。フォロワーが少ない、いいねが少ない投稿は、ますます人の目に触れにくくなるのです。
半年経っても状況が変わらず、心が折れてしまう。こんな方を、私はたくさん見てきました。
パターン③:サイトを先に作り、SNSで宣伝
「立派なホームページができた!さあ、SNSで宣伝しよう!」
でも、フォロワーが10人しかいないSNSで宣伝しても、誰も見てくれません。家族や友人にしか届かない投稿を、毎日続けることになります。
これでは、せっかく作ったサイトも活きませんよね。
根本的な問題:「最初の100人」の壁
SNSでもサイトでも、最初の100人を集めるのが最も困難です。
なぜでしょうか?
理由①:アルゴリズムが「人気がない」と判断する
SNSのアルゴリズムは、いいねやコメント、シェアの数を見て、「この投稿は人気がある」と判断します。人気がある投稿は、もっと多くの人に見せてもらえます。
でも、最初はフォロワーも少なく、反応も少ない。すると、アルゴリズムは「この投稿は人気がない」と判断し、ますます人の目に触れにくくなるのです。
理由②:検索エンジンも「どんなサイトか」を理解していない
Googleなどの検索エンジンも、新しいサイトについては「どんな内容で、誰に見せるべきか」をまだ理解していません。
理解するためには、ある程度のアクセス数やデータが必要です。でも、そのデータを集めるためには、アクセスが必要。これは、鶏が先か卵が先かの問題です。
理由③:人は「他に誰もいないところ」には来たがらない
レストランを選ぶとき、ガラガラのお店より、ある程度お客さんが入っているお店を選びませんか?
SNSやサイトも同じです。フォロワーがたくさんいる、訪問者が多いところには、さらに人が集まります。でも、誰もいないところには、なかなか人は来てくれません。
この「最初の100人」の壁を突破するために、広告という投資が必要なのです。
2段階戦略の全体像
それでは、具体的な戦略をご説明しましょう。
この戦略は、2つのステップに分かれています。
ステップ1:まずFacebook/Instagramでフォロワーを育てる
最初のステップは、SNS(特にFacebook/Instagram)でフォロワーを増やすことです。
- ターゲットを明確に設定する
- 少額の広告費を使って、ページのフォロワーを獲得する
- 目標:3ヶ月で1,000人、1年で10,000人
この段階では、まだサイトには誘導しません。とにかく、SNSでの基盤を作ることに集中します。
ステップ2:フォロワーをサイトに誘導する
フォロワーが一定数に達したら、次のステップに進みます。
- フォロワー向けに「サイト訪問」を促す広告を出す
- 興味を持ってくれた人がサイトを訪れる
- Googleが「このサイトはこの層に人気」と学習する
- その国や地域での検索順位が自然に上がり始める
なぜこの順序なのか?
「なぜ、わざわざ2段階に分けるの?最初からサイトに誘導すればいいのでは?」
そう思われるかもしれません。でも、この順序には理由があります。
理由①:SNSの方が広告効果が出やすい
Facebook/Instagram広告は、非常に詳細なターゲティングができます。
- 地域(国、都市まで指定可能)
- 年齢
- 性別
- 言語
- 興味関心(旅行、グルメ、ファッションなど)
- 職業
- 学歴
このように、「どんな人に見せたいか」を細かく設定できるのです。
そして、「いいね」や「フォロー」は、心理的なハードルが低いです。何かを買うわけでも、個人情報を入力するわけでもない。気軽にボタンを押せます。
だから、比較的少ない広告費で、確実にフォロワーを増やせるのです。
理由②:Googleに「誰に見せるべきか」を教えられる
これが、この戦略の最も重要なポイントです。
例えば、私のケースで説明しましょう。
私は、東南アジアの人々をターゲットにしていました。まずFacebook広告で、シンガポール、マレーシア、タイなどの人々をフォロワーとして集めました。
次に、そのフォロワーをサイトに誘導する広告を出しました。すると、東南アジアからのアクセスが急増しました。
このとき、Googleは何を学習するでしょうか?
「このサイトは、東南アジアの人々に人気がある」
そうです。Googleは、どの国・地域からのアクセスが多いか、滞在時間は長いか、どのページがよく見られているかを分析しています。
そして、「このサイトは東南アジアの人に向けた内容だな。じゃあ、東南アジアの人が日本について検索したときに、上位に表示しよう」と判断するのです。
こうして、私のサイトは、東南アジアからの検索で上位に表示されるようになりました。広告を止めた後も、自然な検索流入が続いています。
これが、2段階戦略の「魔法」です。
ステップ1の具体的な進め方
それでは、具体的な手順を見ていきましょう。
準備:ターゲットを明確にする
まず、最も重要なのは「誰に見てもらいたいか」を明確にすることです。
あなたのサイトは、誰のためのものですか?
私の例を振り返ってみましょう:
- ターゲット:東南アジア・オセアニアの日本好きな人
- 年齢層:20-40代
- 興味:日本文化、旅行、グルメ、アニメ
- 言語:英語、中国語
あなたも同じように考えてみてください:
- どんな人に来てほしいですか?
- その人はどこに住んでいますか?
- 何に興味がありますか?
- 何歳ぐらいですか?
- どんな悩みを持っていますか?
ここが曖昧だと、広告の効果は出ません。「誰でもいいから来てほしい」では、結局誰にも響かないのです。
できるだけ具体的に、まるで一人の人物を思い浮かべるように考えてください。
Facebook/Instagramページを開設
もし、まだビジネス用のFacebook/Instagramページを持っていないなら、今すぐ作りましょう。
重要:個人アカウントとは別の「ビジネスページ」を作る
個人のアカウントではなく、ビジネス用のページが必要です。これがないと、広告を出すことができません。
設定のポイント:
- プロフィール写真:ロゴやシンボルマークがあれば、それを使います。なければ、あなたの顔写真でもOKです。
- カバー写真:あなたの事業やサイトの雰囲気が伝わる画像を選びましょう。
- 説明文:簡潔でわかりやすく。「誰のための、何のページか」が一目でわかるように。
- 連絡先情報:ウェブサイトのURL、メールアドレスなどを設定します。
初期投稿を5-10本用意する
広告を見てページに来た人が、「何のページだろう?」と思ったときに、投稿が全くないと不安になります。
最初に、5-10本ほど投稿を用意しておきましょう。
- あなたの事業やサービスの紹介
- お客様の声(あれば)
- 商品やサービスの写真
- 豆知識や役立つ情報
空っぽのページに広告を出しても、効果は半減してしまいます。
広告の設定(初心者向け手順)
さあ、いよいよ広告を出します。
Facebook/Instagram広告は、「Meta広告マネージャー」という管理画面から設定します。最初は少し複雑に感じるかもしれませんが、一つずつ進めていけば大丈夫です。
ステップ①:Meta広告マネージャーにアクセス
Facebookにログインし、画面右上のメニューから「広告マネージャー」を選びます。
ステップ②:目標を設定する
「何のために広告を出すのか?」を選びます。
この段階では、**「エンゲージメント」→「ページへのいいね」**を選んでください。
サイトへの誘導はまだしません。まずは、フォロワーを増やすことに集中します。
ステップ③:ターゲティングを設定する
ここが最も重要です。「誰に広告を見せるか」を決めます。
- 地域:あなたのターゲットがいる国・地域を選びます。
- 例:日本国内の東京・大阪・名古屋など
- 例:シンガポール、マレーシア、タイ
- 年齢:ターゲット層の年齢を選びます。
- 例:25-45歳
- 言語:必要に応じて設定します。
- 例:英語、中国語(簡体字)
- 興味関心:あなたのサイトやビジネスに関連するものを選びます。
- 例:旅行、日本文化、グルメ、健康、美容など
最初は、あまり絞り込みすぎない方がいいでしょう。ある程度の広さを持たせて、データを見ながら調整していきます。
ステップ④:予算を設定する
いくら使うかを決めます。
最初は、1日500円程度から始めることをおすすめします。
- 1日500円 × 30日 = 月15,000円
- フォロワー1人あたり10-50円が目安
つまり、月15,000円で、300-1,500人のフォロワーを獲得できる計算です。
「それだけかかるの?」と思われるかもしれません。でも、これを自力でやろうとしたら、どれだけの時間がかかるでしょうか?
毎日3-5回投稿して、他のページと交流して、1年以上かかるかもしれません。その時間を、本業に使えたら、どれだけの価値があるでしょうか?
広告は、時間を買う投資なのです。
ステップ⑤:広告クリエイティブを作る
「クリエイティブ」とは、広告の画像や動画、文章のことです。
画像や動画:
- 魅力的で、目を引くもの
- あなたの事業やサイトの雰囲気が伝わるもの
- 文字を入れすぎない(Facebookは文字が多い画像を好みません)
テキスト(広告文):
- 「フォローすると○○がわかります」という明確なメリット
- 専門的すぎず、親しみやすい表現
- 長すぎない(2-3行程度)
例: 「日本の四季の美しさを、毎週お届けします。フォローして、季節の魅力を一緒に楽しみましょう!」
ステップ⑥:広告を公開する
すべての設定が終わったら、「公開」ボタンを押します。
Facebookが審査を行い、通常24時間以内に広告が配信され始めます。
運用のコツ
広告を出したら、あとは放っておけばいいわけではありません。でも、毎日張り付いて見る必要もありません。
週に数回は結果を確認する
Meta広告マネージャーで、以下の数字をチェックしましょう:
- リーチ数:何人に広告が表示されたか
- いいね数(ページフォロワー増加数):何人がフォローしてくれたか
- フォロワー獲得単価:1人のフォロワーを獲得するのにいくらかかったか
フォロワー獲得単価が50円を超えているようなら、何か改善の余地があります。画像を変えてみる、ターゲティングを調整してみる、など試してみましょう。
通常の投稿も続ける
広告だけでなく、週に2-3回は通常の投稿も続けてください。
フォローしてくれた人が、「このページ、ちゃんと運営されているな」「新しい情報があるな」と感じることが大切です。
投稿がない、更新が止まっているページには、人は興味を失ってしまいます。
目標:3ヶ月で1,000フォロワー
1日10人ずつ増えれば、3ヶ月で900人。少しずつでいいので、確実に増やしていきましょう。
1,000人を超えると、投稿へのいいねやコメントも増え始めます。すると、広告を使わない投稿も、少しずつ多くの人に見てもらえるようになります。
ステップ2の具体的な進め方
フォロワーが順調に増えてきたら、次のステップに進みます。
タイミング:いつサイト誘導を始めるか
目安:フォロワーが1,000人を超えたら
なぜ1,000人なのでしょうか?
- ある程度の「社会的証明」ができている
- 「1,000人がフォローしているページなら、信頼できそう」という心理
- サイトに誘導しても「怪しいページ」と思われにくい
もちろん、500人でも、1,500人でも構いません。大切なのは、「ある程度の基盤ができている」ことです。
サイト誘導広告の設定
さあ、いよいよサイトに人を送り込みます。
ステップ①:目標を変更する
Meta広告マネージャーで、新しい広告セットを作ります。
今度は、目標を**「トラフィック」→「ウェブサイト」**に設定します。
これで、広告をクリックした人がサイトに飛ぶようになります。
ステップ②:ターゲティング設定
ここが重要です。
- 既存のフォロワーを含める:「あなたのページにいいねした人」もターゲットに入れます。
- 新規の人も対象に:ステップ1と同じターゲティング設定を使います。
既存のフォロワーは、すでにあなたのページに興味を持っています。だから、サイトに誘導しやすいのです。
ステップ③:予算
1日500-1,000円程度。
フォロワー獲得より少し高めの予算でも大丈夫です。なぜなら、この段階では「サイト訪問」という、より高い価値を得るからです。
ステップ④:広告クリエイティブ
今度は、サイトの具体的なコンテンツを紹介します。
- 「もっと詳しくはサイトで」という自然な導線
- サイトの人気記事や、新着情報を紹介
- 「続きはこちら→」というわかりやすいボタン
例: 「日本の桜の名所、ベスト10をご紹介。それぞれの見頃や、知られざる穴場スポットも。詳しくはサイトでチェック!」
ステップ⑤:リンク先のURL
広告をクリックしたときに飛ぶページを設定します。
- トップページでもいいですが、できれば具体的な記事ページの方が効果的
- URLは短くてわかりやすいものに
ここで起こる「魔法」
さあ、ここからが面白いところです。
Googleがあなたのサイトを理解し始めます。
私の実例をもう一度お話ししましょう。
東南アジアのフォロワーをサイトに誘導する広告を始めて、2-3週間が経った頃です。Google Analyticsを見てみると、シンガポール、マレーシア、タイからのアクセスが急増していました。
そして、さらに1ヶ月後。
今度は、広告を経由しないアクセス、つまりGoogle検索からのアクセスが増え始めたのです。
「日本 観光 シンガポール」「日本 文化 マレーシア」といったキーワードで、私のサイトが上位に表示されるようになったのです。
なぜこうなるのでしょうか?
Googleは、こんなデータを見ています:
- どの国・地域からアクセスが多いか
- 訪問者の滞在時間は長いか(興味を持って読んでいるか)
- どのページがよく見られているか
- 直帰率(1ページだけ見て帰る人の割合)は低いか
私のサイトには、東南アジアから集中的にアクセスがあり、しかも滞在時間も長い。なぜなら、広告で誘導された人は、もともと日本に興味がある人だからです。
Googleは、このデータから学習します。
「このサイトは、東南アジアの人々に人気があるな。内容も日本についての情報だから、東南アジアの人が日本について検索したときに、このサイトを上位に表示しよう」
こうして、私のサイトは、東南アジアからの検索で上位に表示されるようになったのです。
広告を止めた後も、自然な検索流入が続いています。
これが、2段階戦略の「魔法」です。
広告費用対効果の考え方
「でも、広告費がもったいない…」
そう思われる方もいるでしょう。
確かに、月に2-3万円の広告費は、小さな金額ではありません。
でも、こう考えてみてください。
例えば月3万円の広告費で:
- フォロワー1,500人増加(月2万円)
- サイト訪問5,000回(月1万円)
- Google検索での上位表示(プライスレス)
これを自力でやろうとしたら:
- 毎日3-5回投稿を1年続ける労力
- それでもアルゴリズムに届かない可能性
- その間、本業の時間が削られる
- 時間という最も貴重なコストの浪費
あなたの時間は、1時間いくらの価値がありますか?
仮に時給3,000円としましょう。毎日2時間をSNS投稿に費やしたら、月に18万円分の時間を使っていることになります。
それなら、月3万円で広告を出して、その時間を本業に使った方が、よほど効率的ではないでしょうか?
広告は、「時間を買う投資」なのです。
成功のためのポイント
ここまで、具体的な手順をご説明してきました。最後に、成功するための重要なポイントをお伝えします。
焦らない、着実に
1年計画で考えましょう。
- 最初の3ヶ月:フォロワー獲得に集中。目標1,000人。
- 次の3ヶ月:サイト誘導開始。フォロワーも5,000人に。
- 後半6ヶ月:相乗効果で自然成長。広告費を徐々に減らす。
「1ヶ月で結果が出ないじゃないか!」と焦らないでください。
WEBでの成果は、積み重ねです。最初の1ヶ月は種まき、2ヶ月目は芽が出て、3ヶ月目から少しずつ成果が見えてきます。
そして、半年後、1年後には、大きな花が咲いています。
コンテンツの質を維持
広告で連れてきても、つまらなければ離れます。
広告は、あくまで「入り口」です。入ってきた人を満足させるのは、あなたのコンテンツです。
- SNS投稿は手を抜かない。フォロワーが「フォローしてよかった」と思える内容を。
- サイトの記事も読み応えのあるものに。「この記事、役に立った」と思ってもらえるように。
「来てよかった」と思ってもらえれば、その人はリピーターになり、友人にも紹介してくれます。
データを見て改善
感覚ではなく、数字を見ましょう。
Meta広告マネージャーで確認すべき数字:
- リーチ数:何人に見られたか
- フォロワー獲得単価:1人あたりいくらかかったか
- サイトクリック率:広告を見た人のうち、何%がクリックしたか
Google Analyticsで確認すべき数字:
- どの国からのアクセスが多いか
- 滞在時間:平均して何分見てくれているか
- 直帰率:1ページだけ見て帰る人の割合
- どのページがよく見られているか
数字を見て、「この国では反応がいいな」「この記事は人気だな」とわかったら、そこを伸ばしていきましょう。
複数の国・地域に展開可能
私が実践した応用編:
最初はシンガポール・マレーシアに集中しました。効果が出たことを確認してから、タイ、フィリピン、インドネシア、オーストラリアにも展開しました。
それぞれの国で、別の広告セットを作ります。言語や興味関心を、その国に合わせて調整します。
あなたもできます:
- 複数の商品・サービスがある場合:それぞれに広告セットを作る
- 複数の地域をターゲットにする場合:地域ごとに広告セットを作る
- 年齢層を分ける場合:20代向け、40代向けなど
一つの成功パターンができたら、それを横展開していくのです。
よくある質問
Q1: 広告費はどのぐらい必要ですか?
A: 最低でも月15,000円(1日500円)から始めることをおすすめします。3ヶ月で45,000円、半年で9万円程度の投資で、フォロワー3,000-5,000人とサイトへの誘導効果が見込めます。
これは、制作会社に毎月支払う保守費用1回分程度です。でも、保守費用は毎月続きますが、広告は一定期間で成果が出始め、その後は減らしていけます。
Q2: Facebook広告とInstagram広告、どちらがいいですか?
A: 両方同時に配信できます。Meta広告マネージャーでは、Facebook・Instagram・Messengerに同時配信が可能です。
ターゲット層によって効果的な媒体は変わります。例えば、若い世代ならInstagramの方が反応がいいかもしれません。年齢層が高めならFacebookの方が効果的かもしれません。
最初は両方試してみて、データを見て判断しましょう。
Q3: 英語や他の言語でも広告を出せますか?
A: はい、可能です。私も英語、中国語(簡体字)、タイ語などで広告を展開しました。
Meta広告マネージャーは多言語対応しており、ターゲット国の言語で広告を作成できます。
翻訳が心配な場合は、DeepLやGoogle翻訳でも、最初は十分です。完璧な翻訳でなくても、意味が伝わればOKです。
(もちろん、予算があればプロの翻訳者に頼むのがベストですが)
Q4: 広告を出さずに、無料でフォロワーを増やす方法はありませんか?
A: もちろんあります。ただし、最初の1,000人に到達するまでに1-2年かかることも珍しくありません。
無料でフォロワーを増やすには:
- 毎日2-3回投稿する
- 他のページと交流する(いいねやコメント)
- ハッシュタグを工夫する
- 他のSNSでも拡散する
こうした地道な努力を続ければ、少しずつフォロワーは増えます。
でも、「時間」か「お金」、どちらを投資するかの選択です。
あなたの時間は、1時間いくらの価値がありますか?本業に使った方が、価値が高いのではないでしょうか?
Q5: 広告を止めたら、フォロワーやアクセスは減りますか?
A: 広告を止めても、獲得したフォロワーは残ります。
ただし、投稿を続けないと、エンゲージメント(いいねやコメント)は下がります。フォロワーが「このページ、更新してないな」と思えば、興味を失ってしまいます。
理想は、広告で最初の勢いをつけ、その後は自然な成長に移行することです。
私の経験では、フォロワーが5,000人を超えると、広告なしでも、少しずつ自然に成長し始めました。
Q6: B2B(企業向け)ビジネスでも効果がありますか?
A: はい、効果があります。ただし、ターゲティングが重要です。
Facebook広告では、こんな絞り込みができます:
- 役職:経営者、部長、マネージャーなど
- 業種:製造業、IT、小売など
- 企業規模:従業員数で絞り込み
B2Bの場合、FacebookよりもLinkedIn広告の方が効果的な場合もあります。ただし、予算は高くなります(クリック単価がFacebookの2-3倍)。
まずはFacebookで試してみて、予算に余裕があればLinkedInも検討する、という順序がおすすめです。
まとめ
SNSが育たない、サイトに人が来ない。
その悩みの解決策は、「広告を使った2段階戦略」です。
ステップ1:まずFacebook/Instagram広告でフォロワーを育てる
- ターゲットを明確にする
- 少額でも確実に成長
- 3ヶ月で1,000人が目標
ステップ2:フォロワーをサイトに誘導する
- 広告でサイト訪問を促進
- Googleがあなたのサイトを理解
- 検索順位が自然に上昇
これは、私が実際に成功させた方法です。
シンガポールやマレーシア、タイなどをターゲットにした多言語サイトで、1年足らずでフォロワー1万人、サイトアクセスも大幅に増加しました。
そして今も、広告を止めた後も、自然な検索流入が続いています。
「広告はお金がかかる」と思うかもしれません。
でも、こう考えてください。
時間という最も貴重な資源を買う投資だと。
毎日2時間をSNS投稿に費やすより、月3万円で広告を出して、その時間を本業に使う。どちらが効率的でしょうか?
あなたも、今日から始めてみませんか?
最初の一歩は、ターゲットを明確にすることです。
「誰に見てもらいたいか?」
この答えが見つかったら、あとは進むだけです。
「でも、広告設定って難しそう…」そう思いませんでしたか?
確かに、初めての方には、専門用語も多く、戸惑うことも多いかもしれません。
「ターゲティング」「クリエイティブ」「エンゲージメント」…
こうした言葉を聞くだけで、「自分には無理かも」と思ってしまいますよね。
moribito worksでは、こうした広告運用のサポートも行っています。
私たちができること
広告アカウントの設定代行
- Meta広告マネージャーの初期設定
- 決済情報の登録
- 最初の広告セット作成
ターゲティングの最適化アドバイス
- あなたのビジネスに最適なターゲット設定
- 予算配分の相談
- 効果的なクリエイティブのアドバイス
運用の定期的なチェックと改善提案
- 週次・月次でのデータ確認
- 改善すべきポイントの指摘
- 次のステップへの提案
あなた自身が運用できるようになるまでのレクチャー
- Zoomでの画面共有レクチャー
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まずは無料相談で、あなたの状況をお聞かせください
- 「こんなビジネスでも広告は効果がありますか?」
- 「予算がこのぐらいしかないけど、大丈夫?」
- 「そもそも、自分に何が必要かわからない…」
どんな質問でも大丈夫です。
私たち自身が、試行錯誤しながらここまで来ました。だから、あなたの不安や疑問がよくわかります。
無理な営業は一切いたしません。
まずは、お話を聞かせてください。
そして、あなたに最適な方法を、一緒に考えましょう。
がんばる人のために。
あなたのがんばりを、もっと多くの人に伝えるお手伝いをさせてください。