HubSpotを使い始める前に準備すること
「よし、HubSpotを使ってみよう!」と決めたあなた。さっそく始めましょう。でも、その前に少しだけ準備が必要です。といっても、難しいことは何もありません。10分もあれば終わります。
ステップ1:アカウント作成
まずはHubSpotのアカウントを作りましょう。
手順:
- HubSpotの公式サイトにアクセス
- Googleで「HubSpot」と検索して、公式サイトを開きます
- または、直接 https://www.hubspot.jp/ にアクセス
- 「無料で始める」ボタンをクリック
- トップページに大きく表示されています
- メールアドレスを入力
- ビジネス用のメールアドレスを使うことをおすすめします
- フリーメール(Gmail、Yahoo!メールなど)でも登録可能です
- 基本情報を入力
- 名前(姓・名)
- 会社名(個人事業主の方は屋号や個人名でOK)
- 電話番号(任意)
- ウェブサイトのURL
- 業種と会社規模を選択
- 自分の業種を選びます(後から変更可能)
- 従業員数を選択(「1人」「2-10人」など)
- 利用目的を選択
- 「マーケティング」「営業」「カスタマーサービス」など
- 複数選択可能です
- これも後から変更できるので、気軽に選んでOK
- パスワードを設定
- 8文字以上、英数字を含む安全なパスワードを設定しましょう
- メールアドレスの確認
- 登録したメールアドレスに確認メールが届きます
- メール内のリンクをクリックして認証完了
所要時間:約5分
注意点:
- クレジットカードの登録は不要です
- 無料プランから自動的に有料プランに移行することはありません
- 電話番号を入力しても、営業電話がかかってくることはほぼありません
ステップ2:初期設定(オプション)
アカウントを作成すると、HubSpotが「初期設定ウィザード」を表示してくれることがあります。これは、あなたの使い方に合わせてHubSpotをカスタマイズするための質問です。
よく聞かれる質問:
- 「主な目的は何ですか?」→ 「見込み客を集めたい」など選択
- 「現在、どんなツールを使っていますか?」→ 特になければ「なし」でOK
- 「チームの規模は?」→ 「自分一人」「2-5人」など選択
これらの質問に答えると、HubSpotがあなたに合った機能を優先的に表示してくれます。
でも、スキップしても大丈夫!
「よくわからない」と思ったら、スキップして後から設定することもできます。焦らなくて大丈夫です。
ステップ3:サイトとの連携準備
HubSpotを最大限活用するには、あなたのウェブサイトとHubSpotを連携させる必要があります。
「トラッキングコード」って何?
HubSpotには「トラッキングコード」という小さなプログラムがあります。これをあなたのサイトに設置すると:
- 誰がサイトを訪問したか
- どのページを見たか
- どのくらいの時間滞在したか
- どこから来たか(Google検索、SNS、広告など)
こうした情報が自動で記録されるようになります。
「訪問者を監視してる?プライバシーは大丈夫?」と心配になるかもしれませんが、これは一般的なアクセス解析と同じレベルの情報です。GoogleアナリティクスなどでもGoogle広告でも、同じような仕組みを使っています。
WordPressサイトの場合
WordPressを使っている方は、とても簡単です。
HubSpot公式プラグインを使う方法:
- WordPress管理画面にログイン
- 「プラグイン」→「新規追加」
- 「HubSpot」で検索
- 「HubSpot – CRM, Email Marketing, Live Chat, Forms & Analytics」をインストール
- 有効化
- HubSpotアカウントと連携(指示に従うだけでOK)
これだけで、トラッキングコードも自動的に設置され、フォームの埋め込みも簡単にできるようになります。
所要時間:約3分
WordPress以外のサイトの場合
他のツールでサイトを作っている場合も、基本は同じです。
- HubSpot管理画面で「設定」→「トラッキングコード」を選択
- 表示されるコードをコピー
- あなたのサイトのHTMLの
</head>タグの直前に貼り付け
Wix、Jimdo、STUDIO、Squarespaceなど、ほとんどのサイトビルダーには「カスタムコードを挿入」する機能があります。その場所にHubSpotのコードを貼り付ければOKです。
不安な方は:
「HTMLとか、よくわからない…」という方も安心してください。
- 各サイトビルダーのヘルプを見れば、「外部コードの追加方法」が載っています
- HubSpotのサポートに聞くこともできます
- または、moribito worksでサポートすることも可能です
ステップ4:最初に決めておくこと
HubSpotを使い始める前に、少しだけ考えておいた方がいいことがあります。
1. どんな情報を集めたいか?
フォームで訪問者に入力してもらう情報を決めます。
必須項目の例:
- 名前(姓・名)
- メールアドレス
- 電話番号(※任意にすることも多い)
任意項目の例:
- 会社名
- 役職
- 業種
- 従業員数
- お問い合わせ内容
- 興味のあるサービス
ポイント:
- 項目は少ないほど送信率が高くなります
- でも、情報が少ないと後のフォローアップがしにくい
- バランスが大事です
一般的には、必須項目は3つまで(名前、メールアドレス、問い合わせ内容など)にして、他は任意にするのがおすすめです。
2. どんなフォームが必要か?
あなたのビジネスに必要なフォームを考えます。
よくあるパターン:
- 問い合わせフォーム:「ご相談はこちら」「お問い合わせ」
- 資料請求フォーム:「資料ダウンロード」「サービス資料を請求」
- 無料相談フォーム:「30分無料相談を申し込む」
- メルマガ登録フォーム:「最新情報を受け取る」
- 見積もり依頼フォーム:「無料見積もり」
最初は1つか2つのフォームから始めるのがおすすめです。
3. 誰が管理担当になるか?
HubSpotに届いた問い合わせを、誰が確認するのか。誰がフォローアップメールを送るのか。
一人で事業をやっている方は自分自身ですが、複数人いる場合は役割分担を決めておきましょう。
例:
- 問い合わせ確認:営業担当の田中さん
- メール配信:マーケティング担当の佐藤さん
- データ分析:社長
HubSpotでは、複数のユーザーを無料で追加できます。チームで使う場合は、それぞれアカウントを作っておくとよいでしょう。
これで準備は完了です!次は、いよいよ実践編。実際にフォームを作って、サイトに設置してみましょう。
次は「問い合わせフォームを作ろう」


