独自ドメインは事業の看板として一生使う大切なもの。迷ったら.comを選ぶ、王様的存在で最も信頼性が高い。レンタルサーバーの永久無料特典を使えば年間費用0円も可能。
そもそも独自ドメインって何?
独自ドメインとは、インターネット上でのあなたの住所・看板のようなものです。例えば「あなたの会社名.com」のように、世界にひとつしかない、あなただけのアドレスです。
これまで無料ブログを使っていた方なら「ameblo.jp/あなたの名前」のような形だったはずです。この場合、「ameblo.jp」の部分はアメーバブログの土地を借りている状態。一方、独自ドメインなら「あなたの名前.com」として、完全にあなたのものになります。
なぜ事業には独自ドメインが必要なのか
信頼性の違いは歴然です。
お客様から見て、どちらが信頼できる会社に見えるでしょうか?
- A社:ameblo.jp/yamada-kenchiku
- B社:yamada-kenchiku.com
答えは明らかですよね。独自ドメインは「この会社はしっかりしている」という印象を与える、重要な信頼の証なのです。
ドメイン名を決める前に考えるべきこと
ドメイン名は一度決めたら変更が困難です。後悔しないよう、以下の点をしっかり検討しましょう。
事業名・屋号・個人名のどれにするか
事業名がある場合は、迷わず事業名を使いましょう。「○○建築.com」「○○美容室.com」のように、お客様にとって覚えやすいものになります。
個人名で活動している場合は、「yamada-hiroshi.com」のような形も有効です。特にコンサルタントや士業の方におすすめです。
将来の事業展開も考慮する
「パン屋」から始めても、将来「カフェ」や「お弁当屋」も始めるかもしれません。あまり限定的な名前にしすぎず、事業の成長に対応できる名前を選びましょう。
覚えやすさ・入力しやすさの重要性
お客様が口頭で人に伝えやすく、スマートフォンでも入力しやすい名前が理想です。複雑すぎる英語や、長すぎる名前は避けた方が無難です。
ドメインの種類選び – 迷わず.comを選ぶべき理由
ここが最も重要なポイントです。ドメインには.com、.net、.jp、.co.jpなど様々な種類がありますが、迷わず.comを選んでください。
.comはドメインの王様
.comは世界で最も信頼されるドメインです。noteの深津CXOが「これは理屈ではなく『帝王学』のようなもの」と表現したように、.comには他にはない特別な地位があります。
ユーザーにとっても「圧倒的メジャー感」があり、安心感を与えます。何か迷った時は「.com」と自然に入力する人が多いのも、その証拠です。
大手企業も後から高額で.comに変更する現実
事例1:note社の決死の覚悟
2019年11月、note社は「note.mu」から「note.com」へのドメイン変更を断行しました。月間2000万人が利用する巨大サービスでの変更は、まさに決死の覚悟でした。
移行直後は検索流入が元の4割まで急落。深津CXOは「最初の1ヶ月は地獄でした。このまま復活しなかったらどうしようと、12月はずっとお腹が痛かった」と振り返っています。
しかし2ヶ月後には検索流入が2.3倍に急成長。「メディアプラットフォームとしての覇権を握るため、なんとしても.comが必要だった」という判断が正しかったことが証明されました。
事例2:日本経済新聞社の海外戦略
私が勤めていた日本経済新聞社でも、以前は「nikkei.co.jp」を使用し、社員のメールアドレスもすべて「@nikkei.co.jp」でした。
ところが海外事業強化に伴い、「nikkei.com」に変更することになったのです。当時の私は、その意味を理解できず、メールアドレスまで変更する膨大な作業にブツブツ文句を言っていました。
しかし今振り返ると、それは本当に正しい判断でした。グローバル展開を考えるなら、.comでなければならなかったのです。
.jpや.co.jpの注意点
.jpや.co.jpは海外向けに弱いとも言われますが、実際には海外向けに健闘しているサイトもあり、一概には言い切れません。ただし、以下の点は注意が必要です:
料金が高い: 特に2年目以降、.comの倍以上の費用がかかることも珍しくありません。
SEO上の制約: note社でも専門家から「元々.muはアフリカのモーリシャスのドメインで、SEO的に不利」と指摘を受けています。Googleから国内向けサイトと判断されやすい傾向もあります。
実体験談:私も.netで後悔している理由
実は私自身、「moribito.com」が既に取得されていたため、やむなく「moribito.net」を選択しました。
使ってみて痛感するのは、ブランドイメージの差です。お客様に説明する時も「.net」と言うより「.com」の方が自然で、覚えてもらいやすいのです。
.comを使っている同業者を見ると、正直羨ましく思いますし、引け目を感じることもあります。
だからこそ皆さんには、最初から.comを強くおすすめしたいのです。
後から変更する場合のリスクとコスト
ドメインを後から変更するのは、想像以上に大変です。
SEO評価リセットのリスク
Googleからの評価は、ドメインに蓄積されます。変更すると、せっかく積み上げた検索順位がリセットされるリスクがあります。note社のように一時的に4割まで下がることもあるのです。
変更の労力と費用
- すべてのページのリダイレクト設定
- 名刺、パンフレット、看板などの印刷物の変更
- お客様への周知
- SNSアカウントの変更
これらすべてに時間と費用がかかります。
だからこそ最初の選択が肝心なのです。
お得な取得方法 – サーバー永久無料特典を活用
ここからは具体的な取得方法です。最もお得な方法をご紹介します。
おすすめルート:サーバー契約→永久無料ドメイン取得
お名前.comなどで単独でドメインを取得するのは、実はおすすめしません。
代わりに、エックスサーバーやスターレンタルサーバーなどのレンタルサーバーを12ヶ月以上の一括払いで契約すると、ドメイン取得費用と2年目以降の更新料が永久無料になる特典があります。
具体的な手順
- エックスサーバーまたはスターレンタルサーバーで12ヶ月契約を申し込み
- 管理画面にログイン
- 永久無料特典の専用ページにアクセス
- 希望のドメイン名を検索・選択
- 無料で取得完了
通常、.comドメインは年間1,000〜3,000円程度の費用がかかりますが、この方法なら永久無料です。
トータルコストの比較
従来の方法
- ドメイン代:年間1,500円
- サーバー代:年間12,000円
- 合計:年間13,500円
永久無料特典を利用
- ドメイン代:0円(永久無料)
- サーバー代:年間12,000円
- 合計:年間12,000円
長期的に見ると、大きな節約になります。
取得後の管理で気をつけること
更新忘れのリスク(永久無料なら心配なし)
通常のドメインは年間更新が必要で、更新を忘れるとドメインが失効してしまいます。永久無料特典なら、サーバー契約が続く限り自動的に更新されるので安心です。
WhoisGuard(個人情報保護)の設定
ドメインを取得すると、登録者の情報が公開される場合があります。個人事業主の方は、WhoisGuard(個人情報保護サービス)の設定も忘れずに行いましょう。
よくある質問
Q. ドメインは後から変更できますか?
A. 技術的には可能ですが、SEO評価のリセット、印刷物の変更、お客様への周知など、大きな労力と費用がかかります。最初の選択を慎重に行うことが重要です。
Q. .comが取れない場合はどうすれば?
A. まずは表記を変えて再チャレンジしてみましょう。「yamada-kenchiku.com」がダメなら「yamadakenchiku.com」「yamada-const.com」など。それでもダメな場合は.netを検討しますが、やはり.comの方が有利です。
Q. 会社名が決まってないけど取得していいですか?
A. 個人名や仮の事業名でも構いません。ただし、将来変更の可能性がある場合は、より汎用的な名前を選ぶか、確定してから取得することをおすすめします。
Q. .jpと.comで迷っています
A. グローバル展開の可能性が少しでもあるなら.comをおすすめします。料金面でも.comの方が安定しており、2年目以降の値上がりリスクも少ないです。
Q. 複数のドメインを取得した方がいいですか?
A. 最初は1つで十分です。.comが取れたら、必要に応じて.netや.jpも押さえておく、という考え方もありますが、優先度は高くありません。
Q. 日本語ドメインはどうですか?
A. 「山田建築.com」のような日本語ドメインも取得可能ですが、メールアドレスの設定やシステム連携で問題が起きる場合があります。初心者の方にはおすすめしません。
まとめ:最初の選択が肝心
独自ドメインは、あなたの事業の顔となる重要な要素です。
重要なポイントをまとめます:
- 迷ったら.comを選ぶ – 王様的存在で最も信頼性が高い
- 永久無料特典を活用 – サーバー契約と同時取得で費用を大幅削減
- 将来を見据えた名前選び – 事業成長に対応できる名前を
- 後からの変更は大変 – 最初の選択を慎重に
私自身の後悔体験や、note社の決死の覚悟を見ても分かる通り、ドメイン選びは本当に重要です。
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